復縁ケース分析

女性から不倫相手との復縁を望むケースには、独身女性、既婚女性の2パターンがあります。
1つは若い独身女性が職場の上司と不倫しているケースです。
相手の奥さんに知られて別れることになった、あるいはどうしても奥さんと別れてくれない男性に自分から見切りをつけた、と一度は離れることになったけれど、やっぱり忘れられないと復縁を希望します。
「奥さんがいても構わないから」という人が多いのですが、中には奥さんと男性を別れさせて欲しいといった依頼を探偵会社にしてくる人もいるようです。
結婚している人を別れさせることは法的にも無理な話なので、こういった依頼は引き受けてもらえません。
このケースでの復縁が成功するためには、当然ながら男性に愛情が残っていること、男性に経済的余裕があること、妻に黙って家庭と不倫を両立させられる要領のよさがあること、といった条件が挙げられます。
これらの条件がクリアできれば、復縁の成功率は高くなります。
そしてもう1つ、既婚女性が不倫相手との復縁を望むケースです。
この場合、女性は夫と別れて不倫相手と一緒になることを望みます。
既婚男性が家庭を壊さずに不倫相手とも復縁したいと希望するのとは対照的です。
女性は同時期に複数の男性を受け入れることが得意ではないのかもしれません。
このケースでは「夫とは別れるから」という女性と不倫相手の愛情に温度差がある場合があります。
不倫相手の男性にもよりますが、人妻と付き合うことのスリルを楽しんで不倫していた場合だと、離婚までして自分と一緒になりたがる相手を重く感じて逃げ腰になることがあります。
こうなると復縁は難しくなります。

探偵会社に舞い込んでくるのは男女間の復縁依頼が多いのですが、中には友人間や家族間といったケースも見られます。
ここでは友人との復縁を希望するケースについて見てみたいと思います。
数としてはそれほど多くない友人間の復縁依頼。
例えばこんなケースがあります。
学生時代の部活仲間とちょっとしたことでケンカになって以来、絶縁状態になってしまった。
もう数年が過ぎているが相手のことが気になって仕方ないので、なんとか元の友人関係に戻れないか、といった具合です。
この場合、まず相手を探し出し近況を調査します。
接触を図り話を聞くと、実際は依頼者が感じているほど相手は怒っていないことがほとんどで、無事に誤解が解けて友情再開となることが多くあります。
依頼者が女性の場合、男性や金銭絡みの問題が多く、解決までの時間がかかるケースがあります。
例えば「親友が付き合っていた男性と別れ、その後、自分とその男性が付き合うことになったが、彼女には自分が男性を横取りしたと思われて絶交状態になってしまった」というケース。
横取りしたわけではありませんが親友の元彼と付き合ったことは事実なので、そこを敢えて「相談にのってもらっていただけ」ということにして友人に納得してもらい、横取りしたという誤解が解けました。
友人間では絶縁状態になった状況にもよりますが、本人の思い込みや相手の勘違いの場合も多々あることで、事情を説明したり素直に謝ったりすることで解決するケースが多くあります。

一度は離婚した相手の男性と復縁を望む元妻にその理由を訪ねると、半数以上が経済的理由を述べるそうです。
特に結婚生活が裕福であればあったほど、離婚の原因がどちらにあったにしても経済的な理由が復縁希望のきっかけになるケースが多いようです。
また慰謝料をもらって別れた場合でも、今は生活に困らないけど将来的にどうなってしまうのか、という不安に耐えられなくなってしまうようです。
このような経済的理由での復縁依頼を受けた場合、探偵会社は元夫側に本当の理由を伝えません。
あくまで愛情から復縁を希望していると伝えます。
お金が理由で復縁したいのだと相手に気付かれてしまうと、復縁を成功させるのはとても困難になります。
特に妻の浪費が原因で離婚したケースでは「お金が目当てだろう」と思われてしまいますので、ハードルは高くなります。
経済的理由の他、妻の不倫が原因で離婚してしまった場合でも元妻側から復縁を望むことがあります。
このような場合、男性は寛容であると言われ、例え一時的に他の男性に目移りしてしまっても最終的に自分が選ばれたという面子が保たれれば許す、という人が多いそうです。
ただし、不倫の相手が自分の知らない男性である場合に限ります。
不倫相手の顔を見ていたり、ましてや自分の知っている人だったりした場合は、不倫を許すことが難しくなります。
元夫との復縁を望む女性には、依頼心が強い、お金に対する執着心が強い、見栄っ張りである、といった傾向がよく見られます。
復縁が成功するか否かは、浪費癖を直すなど自分がどこまで変われるか、にかかっています。

人の恋愛模様は様々で、同じ相手と何度もくっついたり離れたりしているカップルもいます。
お金を払って探偵会社に依頼までする人はそう多くはないかもしれませんが、ここでは男性が元彼女との復縁を希望するケースについてお話します。
ふられてしまった男性が復縁を望む場合は「やっぱり彼女のことを諦めきれず…」というケースがほとんどです。
ドライで前向きな女性は新しい彼が出来やすいのですが、それに比べ過去を引きずる傾向の強い男性は、出会いの場を自ら求めることにも消極的ですぐに新しい彼女ができるというわけにも行きません。
また別れた際に元彼女が本当の理由を言わないことも多く、どうして別れることになったのかわからないまま、思いを引きずってしまうのです。
隠された本当の理由として多いのが新しい男性の存在で、探偵会社の調査によってこの新恋人の存在が明らかになった時点で復縁を諦めてしまう人も多くあります。
それでも元彼女とやり直したいと言う場合は、新しい恋人と別れさせてからの復縁という、長い道のりになります。
また自分からふっておいたにも関わらず、復縁を希望する男性もいます。
元彼女との復縁を希望してくる男性は「ふってしまったけど、完全に失うのはもったいない」「別れて一人になってから、彼女以上の女性に会えなかった」「新しい彼女ができたけど、前の彼女の方がよかった」などと言います。
女性からすれば自分勝手に聞こえる言い分ですが、男性には「一度付き合った女性はキープしておきたい」という考えを持つ人が意外と多いのだそうです。
ふったにしてもふられたにしても「元」を引きずるのは男性側に多く見られるようです。
しかし元彼女に執着するあまり、待ち伏せや尾行、頻繁な電話などを繰り返すと、ストーカー行為とみなされてしまいます。
相手に警戒心を抱かせてしまっては、復縁はもはや不可能となります。

元妻が元夫と復縁を望む場合、経済的な理由を挙げる人が多いのですが、そんな既婚者の復縁と違って元彼女が元彼との復縁を望む理由としては彼に対する純粋な愛情がもとになっていることが多いようです。
別れた彼が忘れられない、もう一度付き合いたい、と復縁を希望する女性には「ネチネチタイプ」と「あっさりタイプ」のふたつがあります。
ここでは「ネチネチタイプ」の女性が元彼との復縁を望むケースについてお話します。
ネチネチタイプの女性は、別れた彼にいつまでもメールを送ったり頻繁に電話をかけたりします。
そして元彼がメールアドレスを変えても、何とか手を尽くして調べて連絡を取ろうとします。
こういった行動に出る女性は、大抵が彼にふられてしまった側のことが多くあります。
男性側に新しく恋人ができたことが原因の場合、男性が彼女に別れを切り出すときに「他に彼女ができたから」と明かすことは少ないのですが、ネチネチタイプの女性は疑い深く、ほとんどの場合で新しい女性の存在に気付いています。
そのため彼を取り返したい気持ちが先走ってしまったり必死になったりするあまり、時にストーカーと呼ばれる行為に走ってしまうこともあるのです。
しかしストーカー行為を繰り返して元彼に恐怖心を抱かせてしまっては、復縁はまず成功しないでしょう。
それでも復縁できるとしたら、元彼が新しい彼女とうまく行ってない場合です。
男性は別れた彼女でも嫌いになってさよならしたのではない限り、食事をしたり遊んだりする相手としてキープしておきたがる人が多いようです。
そこで「彼女と別れたのはもったいなかったかな」と思わせられれば、復縁の可能性は上がるでしょう。

前にお話しましたネチネチタイプの女性が元彼との復縁を希望するケースに比べ、成功率が高くなるのがあっさりタイプの女性の場合です。
こちらのタイプの女性にはちゃっかりしている人が多く、他の男性に心移りして自分から別れたのに新しい彼とうまく行かなかったから元彼とやり直したい、新しい彼に熱を上げていた頃はよかったけれど時間が経つと前の彼の方がよく見えてきた、などと思い始めて復縁依頼をします。
中には新しい男性に二股をかけていたけど、どちらとも上手く行かなくなってやっぱり元彼とやり直したい、という都合の良い言い分の女性もいるようです。
あっさりタイプの女性には、自分からふった場合だけではなく彼の方からふられてしまったという人もいますが、結局は前の彼の方がいいから元に戻りたい、という気持ちが根底にあります。
元彼に新しく彼女ができていた場合でも、復縁を諦めたりひるんだりはしない、という人が多いです。
このタイプの女性は比較的顔もよく、自分に自信があってモテている人が多いため、元彼の側としてもこういった女性に「やっぱりあなたがいいわ」と言われれば悪い気はしないわけで、復縁の成功率は高くなります。
男性はもともと来るもの拒まずという気質を備えているので、女性のアプローチによって復縁も難しくないでしょう。
しかしプライドや嫉妬心、他の男性と自分の彼を常に比較するなどといった自分の非を改める努力をしなければ、その後も上手く付き合って行くことは難しいでしょう。

女性の立場から見ると「都合がいいですね」と嫌味の一つも言いたくなるようなケースが、既婚男性が一度別れた愛人との復縁を望むケースです。
中でも多いのが、不倫していることが妻にばれ、焦った男性が慌てて愛人と別れてひとまず夫婦間は落ち着いたのですが、しばらくしてほとぼりが冷めた頃にまた愛人への思いがふつふつと湧いてくるパターンです。
妻とは別れずに、今度はばれずに上手く愛人との関係を復活させられないか、というわけです。
本当に虫のよい話ですが、意外とこういった依頼が探偵会社には多く寄せられるようです。
また厳しい奥さんだと不倫が発覚して離婚を突きつけられ、その後、愛人とも残念ながら別れてしまい一人になるパターンがあります。
妻と愛人、すべてを失って寂しさが募り、もう一度やり直したいと復縁を希望する相手は何と十人中十人が妻ではなく愛人だそうです。
不倫の発覚と言うと、妻が愛人の家に乗り込んだり、愛人が妻に押しかけたりと修羅場になることがよくあります。
このような時、まず事態を落ち着かせるために間に入った男性は妻の面目を守るために愛人と別れるか、妻と離婚するという選択を迫られます。
不倫相手とは、妻を落ち着かせるためにとりあえず別れた、というのが本音であって、嫌いになって別れたわけではありません。
そのため時間が経つと不倫相手への思いが募り、何かと口実を作って会おうとするのです。
こういったケースの復縁は高い確率で成功します。
というのも愛人側としては男性の経済力に魅かれていることが多いので、経済的に余裕がある男性なら誠意を見せれば拒まれる理由がほとんどないからです。

離婚した男性が元妻と「もう一度やり直したい」と望む理由として、どんなことが挙げられると思いますか?
炊事や洗濯などを世話してくれる人がいなくなったことの不便さでしょうか。
実は復縁を希望する理由として、生活の不便さを挙げる男性は少ないようです。
それより大きいのは「子どもに会いたい」という理由だそうです。
男性側が不倫をしたことが原因で離婚に至ったケースでは、たいてい親権を妻が取っています。
元夫の側としては、子どもに会えなくなってしまうのが大変辛く、無性によりを戻したくなってしまうのです。
また男性は女性に比べて新しい相手が出来にくい、という事情もあり、離婚後一人になった寂しさから復縁願望が日に日に増してくるようなのです。
一方の妻側は、特に子どもがいる場合ですと「私がこの子を育てなければ」と前向きに人生を歩んで行こうとします。
過去を引きずっていても生活できないので、スパッと切り捨てる潔さを持ちます。
離婚の原因が不倫であれ暴力であれ、元夫側は自分から望んで別れたわけではないので、元妻に対しての未練や自分の行いに対する後悔の念を持っています。
さらに子どもへの愛情も加わって、復縁を強く願うことになります。
復縁願望の根底にあるものが妻や子どもへの愛情なので、努力すれば復縁が成功する率も高くなります。
ただ、探偵会社に元妻との復縁を依頼してくる男性の中には、始め「自分が悪かった」と反省しているものの話をしているうちに「あんなにいろいろしてやったのに」「許してくれるに決まっている」と自分勝手な言い分を主張し出す人もいるようです。
そのような人は、もう一度、なぜ離婚するに至ったのかという原因を冷静に考える必要があります。